GARMENT REPRODUCTION OF WORKERS 2022AW展示会
khadi and CO、Veritecoeurの展示会場を後にし、
この日最後に向かったのはGARMENT REPRODUCTION OF WORKERS
古きよき時代のヨーロッパの生活の匂いを残しながら、現代の生活に寄り添える服をテーマに、リプロダクションした日常のためのワードローブを表現するブランド。
ヨーロッパで見つけたヴィンテージ素材を現地フランスの工場で製作し、100年前のヴィンテージウェアからマスターパターンを起こして、昔の風合いを再現されています。
着込めば着込むほど個性豊かな味わいを堪能することができます。
またフランスのみならず、よりクオリティの高い日本の工場での生産や、日本の生地を使用したヴィンテージアイテムをベースとし、アレンジを加えたオリジナルのアイテムも数多く展開。
お昼を過ぎて夕方に差し掛かるころ、会場に到着しました。
展示会がある建物は、直線的な輪郭の白い無機質な雰囲気のある外観でした。
ちょうど私たちと入れ替わりで別のショップの女性バイヤーさんが出てこられ、
GARMENT REPRODUCTION OF WORKERSのコートを着られていているのがすぐに分かりました。
とても雰囲気があって素敵な印象でした。
展示会場の一室は、シンプルなガラス張りの空間にずらりと商品が並べられ、丁寧な言葉遣いの男性スタッフさんが案内されていました。
ご存じの方も多いブランドですが、GARMENT REPRODUCTION OF WORKERSはその世界観からも人気を集めています。
毎シーズン更新される公式サイトの雰囲気がとても素敵で、まるでその時代にタイムスリップしたような質感の写真に見とれてしまいます。
「生地の打ち込みをスローにしてふくらみのあるヴィンテージの風合いを表現した」
「使っていくごとに塗装が剥がれるよう計算されたラッカーボタン」
「○○年代のフランスの洋服をリプロダクトした…」
例に挙げだすときりがないくらいに、見えないところまでこだわりの詰まったアイテムを出しているブランドです。
今回の2022AWコレクションでは、
古い資料にあったジャケットのポケットのふくらみと、ジャケットなどの表地と裏地に鞄のようなマチを作ることでふっくらしたボリュームが出されているのがポイントだとお聴きしました。
ポケットのフラップに対して、手を入れる袋の部分が広くなっていて、モノや手を入れたときにふっくらするように仕立てられていました。
古くからヨーロッパの人の装いに寄り添ってきたデザインは現代にも繋がるところがあり、そんな洋服が辿ってきた歴史やロマンが感じられる気がします。
全てユニセックスとして展開されているそうです。
古い書籍や当時の洋服などたくさんのサンプルから読み解き、それらをデザインに溶け込ませながら作られているそうです。
ブランドが得意とするシワ加工も、サンプルとして見つかる古い洋服の状態により忠実に表現されています。
サイズについては大まかに0・1はレディース2・3はメンズくらいとのことでしたが、体格によって多少前後させることが出来るのも嬉しいですね。
2022AWではこれまでtrip&thingsで選んでいなかったサイズ2も一部入荷する予定です。
お好みや体格に合わせてサイズのバランスを変えてみて下さい。
和紙を混ぜシワ加工を施した生地
マチを付けたボリュームのあるシルエット
ピンとアイロンをかけるよりも、デザインとして取り入れられている生地のもたつきやシワを活かすために洗濯機で洗うこともおすすめだそうです。
それを聴いたスタッフ生駒は単品でネットに入れてジャケットを洗いました。
クリーニングに出すとピンと綺麗に仕上げてくれますが、
洗濯機で洗うとシワが残っていて、ブランドの世界観や目指すところをより感じられるように思いました。
自分で少しずつ手入れしながら長く愛用し、気づいたころには自分だけの特別な1着になっていくんですね。
会場を出るころになると暗くなり始めていました。
たくさん素敵なアイテムを見てきた余韻に浸りながら帰ります。
khadi and CO、Veritecoeur、GARMENT REPRODUCTION OF WORKERS
各ブランドそれぞれ特徴があって、それぞれに素敵で、
早く皆さんにご紹介したい気持ちです。
皆さんはいかがでしたか?
ご一緒に展示会に行ったような気持ちで読んで頂けていると嬉しいです。
ふんわりとやわらかで繊細な洋服も素敵で、ヴィンテージの風合いを表現した洋服にもまた良さがあって。
「いい服がありすぎて困っちゃう」くらいに今後も皆さんに素敵なブランドのアイテムをご紹介していきます。
今お店では各ブランドの2022ssシーズンがどんどん到着しています。
随時ネットにご紹介していますので今後も是非ご覧ください。
それぞれの商品ページはこちらからもご覧いただけます。
GARMENT REPRODUCTION OF WORKERS(ガーメントリプロダクションオブワーカーズ)