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ECOLE DE CURIOSITESの魅力

「ECOLE DE CURIOSITESってどんなブランドなの?」

とそのブランドを初めて聞いた皆さんの中にはそう感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ブランドのことを知りたい!という皆さんの為にその魅力を頑張ってお伝えします。

私たちのお店では色々なブランドを扱っていますが、エコールドキュリオジテの魅力を一言でいうと「静かな雰囲気」と捉えています。

ECOLE DE CURIOSITESは商品ページをご覧いただくとお分かりになるように、決して安いといえるブランドではありません

ロゴを全面に打ち出さず、派手な柄も無いシンプルなアイテムが多くあります。ネットの画面ではどうしても分かりにくい部分が出てきてしまいます。

ところが、実際にお店に並んでいる様子は違っていて、

様々なお客様がお店でECOLE DE CURIOSITESの洋服を目にしたとき、価格はさておいて「わぁ素敵」と手に取ってしまうのです。

派手な柄や奇抜なデザインは無いのに、「あれ?なんか違う?」と気になってしまう魅力があるのは静かな雰囲気に隠されているのだと感じています。

SNSが普及してからこれまで以上に「一目でわかりやすい」デザインが求められるようになりました。

ロゴや印象的なプリント、奇抜なデザインなどは身につけていることがすぐにわかるので人気が出やすく、プチプラブランドからハイブランドまで様々なブランドがあの手この手でそれらの要素を取り入れています。

そんな流行りには迎合せずに自分たちの表現を続けられているのがECOLE DE CURIOSITESなのです。

シンプルなデザインも多く手掛けるECOLE DE CURIOSITESデザイナーハンスさんはご自身の理念やMaison Margielaでのご経験から、マルジェラのブランドタグの4本糸は切ってしまえるようにという思いが込められているのと同様に「着た人がその服を自分のものにして欲しい」という願いが込められているんです。

 

 

 

個人的な体験ですが、
ふと、知っているブランドを順番に買う、まるでブランドのスタンプラリーをしている様な自分の服の買い方にハッしたことがありました。
みんなが知ってるブランドを買い続ける自分の姿に「それって自分が本当に好きなものなの?」と感じたんです。

その体験があってから、1つずつモノを大切にしながら暮らしていけるようになりたい気持ちでモノを選ぶようになりました。

そんなことを考えていた時、不意に目に留まったのがECOLE DE CURIOSITESというブランド。

当時はあまりエコールのことを知らなかったのですが、

「素材もいいし、他では見かけないシルエットだなぁ。日常でも取り入れやすいデザインだし長く使えそう、でもすごい値段、でも、、」

何となくその直感みたいなものを信じて頑張って買ってみたんです。

そうすると、何となく「こういうことかなぁ」と感じる機会が増えたように思います。

 

初めて買ったエコールのコートを着て出かけるとき、ドキドキした気持ちで袖を通し、家の中の鏡で何度も見て「これでよし!」と出かけられること。

洋服に引っ張られるように自分の雰囲気もそうなりたいと思わせてくれる感覚があること。

着ているとなんとなくスッと綺麗な気持ちになるというか、「よし、今日もがんばるぞ!」と思えること。

ただ静かに自分の暮らしに寄り添ってくれるような存在です。

分かりやすさは無く、ただ静かに佇んでいる雰囲気。

 

そんな風に感じた体験が自分にとってはとても心地よかったので、ぜひみなさんにもその魅力を少しでも感じて欲しいなぁと思います。

自分から伝えることも分かってもらうこともことも必要なく、素直に自分の好きなものを選んで自分が心地よく感じるかどうか。

そんなすごく個人的で自分勝手な、自分の感覚を大切にしていいんだと思えます。

 

自分が頑張って買ってみた高価なものは振り返ってみると、価格以外にデメリットは無く、毎日使う度に「わぁ、嬉しいなぁ」と実感します。

全部が全部そんなお買い物はできないわけなので優先順位をじっくり考える必要があるのですが、、、

コストを抑えるためにより安価に生産できる国への委託も検討されたことがあるそうですが、管理の届かないところに委託するとどうしても妥協が生まれてしまう事やフランスのモノづくりを繋いでいきたい思いからその選択肢はあえて取らずに制作をつづけられています。

もう一つECOLE DE CURIOSITESを語る上で大切なのは、小説とアート。

洋服が出るシーズンごとに1つ大切につくられた小説が生まれます。

実はあの「本日はお日柄もよく」「たゆたえども沈まず」「リボルバー」等で有名な原田マハさんが手がけられているんです。

生駒からすると雲の上の様な存在の方で恐れ入ってしまうのですが、マハさんは展示会でお話する際、とても穏やかに明るくお話をしてくれます。

しかしそんな実績のあるマハさんでも展示会では毎回あくまでECOLE DE CURIOSITESが主題でそのためにできることに寄り添っているような、謙虚で誠実な姿勢をいつも感じます。

それに関連することについてもお話したいのですが、長くなってしまうのでまた次の機会にご紹介したいと思います。

最後にオススメアイテムを1つご紹介します。

 

ECOLE DE CURIOSITES エコールドキュリオジテ : COPER Loden Wool ローデンウールコート

個人的にオススメしたいのはコートです。

どれも捨てがたいのですが、COPERというブランド定番モデル。

ボタンや生地遣い、温かいのに軽い着心地。

アームホールが広いので、中で袖がゴワゴワする感じも無くとても気持ちいいです。

そして、雰囲気のあるゆるやかなシルエット。

飽きずにずっと着られるところを大切に、多くのことを1つ1つそぎ落としてデザインしたハンスさんの思いが伝わるコートです。

ぜひ他のブランドとも着比べて実感していただきたいと思います。

ECOLE DE CURIOSITES : COPER コート

 

少し前の写真ですが生駒も随分前に買ったコートを今もずっと愛用しています。

この普遍的なデザインがイチオシです。

ジャケットやパンツ、アウターなどユニセックスなアイテムは男性でもお召いただけるのでお気軽にご相談ください。

 

素材や生地へのこだわり、ミシンの運針数や縫い代の処理といった縫製へのこだわり、

自ずとこだわってモノ作りをしているブランドが押さえているポイントは共通してくるところがあります。

そうなってくると、それらを押さえたうえで想いをどう表現していくかというところにブランドの本質的な部分が見え隠れするような気がしています。

だからこそ皆さんが大切にしている思いに共感する洋服を選んでみるのも素敵なのではないでしょうか。

どの様なブランドでも、目の前の一つをちょっと頑張って買ってみる。
そしてそれを着て出かけた時のあのワクワク感やドキドキ感、自分の気持ちが満たされるような感覚をじっくり味わってみる。

そんな体験を、そんな洋服の楽しみ方を、皆さんにもご提案したいです。

 

ECOLE DE CURIOSITESの魅力が少しでも皆さんに伝わっていると嬉しいです。気になることがありましたらお気軽にご連絡くださいね。

今回のおすすめはあえて1つに絞りましたが他にも素晴らしい洋服があるのでぜひご覧ください。
そしていつか着てみたいなぁと感じていただけると嬉しいです。

 

https://www.trip-things.com/shopbrand/ecole-de-curiosites/

 

 

 

-_staff diary, ÉCOLE DE CURIOSITÉS